性格の大きく異なるレース

GⅡレースはGⅠの次に格の高いレースですが、性格の大きく異なるレースです。
GⅠはすべての競馬関係者が目指す最高峰の舞台です。
そのため各陣営、本気度の高い仕上げでレースに臨んできます。
強い馬同士の真剣勝負を見ることができるます。

ところがGⅡレースは違います。
ほとんどの馬はGⅠへのステップレースとして出走しているので、完全に仕上げきった状態ではないことが多いのです。
特にGⅠを狙える位置にいる馬は、ここで本気を出すわけにはいきません。

とはいえ、出走させる以上はある程度の仕上がりに持っていかないと馬にも負担が掛かります。
またGⅡに勝てばGⅠの2着相当程度の賞金が入るため、賞金を稼ぐという意味では「本気になりきらない程度の本気」での出走が多いのです。
このあいまいな本気度の見極めがGⅡの予想では難しいといえます。

例えば3歳時にはクラシックレースへのトライアルレースとして、いくつかのGⅡが用意されています。
これらのレースで上位入選すれば、クラシックへの優先出走権が与えられます。
賞金が足りている馬は本気で出走する必要がありませんが、足りていない馬はこのレースを本気で走る必要があります。
また古馬GⅠでもGⅠシーズン開幕前には必ずGⅡレースがあり、調整目的で出てくる馬もいれば本賞金を得る目的で出てくる馬もいます。
この際競馬ファンが考えなければならないのは、八分の力の一流馬と、全力に仕上げてきた1.5流馬のどちらが強いかということです。

GⅠシーズンと関係なく行われるGⅡレースには、本賞金目当ての馬が多く集まります。
こういったレースには本気度の高い馬が集まります。
またハンデGⅡには弱い馬にもチャンスがあるため、予想はいっそう難しくなります。

GⅡレースといえども、時には名勝負も生まれます。
有名なのはナリタブライアンとマヤノトップガンの叩き合いとなった阪神大章典、サイレンススズカがエルコンドルパサーとグラスワンダーを蹴散らした毎日王冠。
GⅡといえども、メンツのためには決して負けられないレースもあるのです。

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