各陣営の本気度のチェックは欠かせません。

GⅡレースは一流馬がステップとして利用するレースと考えられがちですが、そうしたレースばかりではありません。
馬の実力や適性によって、最初からGⅡレースを最大目標とすることもあるのです。

例えば、1月に行われるAJC杯、8月に行われる札幌記念に、GⅠ級の一流馬が出走することは稀です。
これらのレースが行われる時期はGⅠシーズンではないため、多くの場合は休養していることが多いのです。
GⅠ級の馬が出走してくることはありますが、あくまで調整といった目的。
本気で仕上げてくることはありません。
こうしたレースを本気で取りに来るのが、GⅠ級ではないもののGⅡなら勝負になるという馬たちです。
ここで勝っておけば賞金が加算され、GⅠへの出走権を確保することにもつながります。

またGⅡには、GⅠにはないコース設定で行われるレースが多くあります。
そのため、そのコースを得意とする馬にとっては本気で取りに来るレースとなります。
例えば先ほどのAJC杯は中山2200mで行われますが、中山巧者の馬にとっては願ってもない舞台です。
また1400m、1800mといった非根幹距離を得意とする馬もおり、そうした馬はGⅠさながらの仕上げで臨んできます。

個性的なメンバーが勢ぞろいするレースとして面白いのは、例年12月第1週に開催されるステイヤーズステークスです。
GⅠ級の馬は前週のジャパンカップに出走しているため、このレースに出走するのはまさにGⅡ狙いの馬ばかり。
それも秋シーズンに他に目指すレースのないステイヤーたちがここに集結します。
中山3600mで行われる長丁場は、マラソンを見るような独特の空気があります。

GⅡにはその路線の個性的な馬が集いやすく、また一流馬が調整目的で出走してくるため、その兼ね合いを予想するのがとても難しくなります。
各陣営の本気度のチェックは欠かせません。

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