古馬のGⅡはGⅠへのステップレース古馬のGⅡはGⅠへのステップレース

古馬のGⅡはGⅠへのステップレースとなっていることが多く、その意味では3歳時のトライアルレースにも似ています。
異なる点は、定量戦ではないためにこれまでの獲得賞金などによって斤量が異なること、GⅠの優先出走権が与えられないことなどが挙げられます。

GⅠに出走するには、ファン投票の行われる宝塚記念、有馬記念を除いて本賞金が必要となります。
そのため賞金の足りない馬にとってはGⅡレースは本賞金を獲得するためのレースとなります。
賞金不足の状態だと、登録馬の数が多いときに除外される可能性があります。
レースに向けてせっかく仕上げたのに馬が出走できないと、その後の調整にも大きな狂いが生じます。
賞金をできるだけ加算しておくことがGⅠシリーズを戦い抜くには不可欠なのです。

本賞金を加算するには、重賞で2着以内に入る必要があります。
GⅠ未勝利の馬にとってはGⅡが最も効果的に本賞金を加算することができるレースです。
有力馬が休養しているシーズン1月2月、8月、9月のGⅡレースは、GⅠ出走をかけた馬たちのしのぎ合いということになります。

また同じGⅠを目指していても異なるGⅡレースをステップに選ぶことがあります。
例えば秋の天皇賞(2000m)に向かうステップとしては、毎日王冠(1800m)と京都大賞典(2400m)が王道レースです。
毎日王冠には関東馬、マイラーが集まりやすく、京都大賞典には関西馬、ステイヤーが集まりやすいのが特徴です。
それ以外にも、8月の札幌記念(2000m)を走るケースや、9月のオールカマー(2200m)を走るケースもあります。
札幌記念経由の場合はローテーションにも余裕があるため、その先のジャパンカップ、有馬記念の調整もしやすくなります。
どのGⅡレースが本番のGⅠレースに直結しているかは、大いに注目すべき点です。

面白いのは、GⅠを勝てないのにGⅡには強い「GⅡ大将」がいることです。
有名なところではリンカーン、スーパーホーネットといった馬です。
両馬ともGⅠで1番人気に支持されたことのある馬です。
GⅡ6勝の最多記録を持つバランスオブゲームもGⅠを勝てていません。

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